スペイン旅行(7)

※スペイン旅行(7)-2004.4.6-

カテドラル(大聖堂)・バレンシアの内部へ入って行く。
バルセロナと違って、こちらの方はオーソドックスな教
会堂である。 14世紀末以後、現在まで絶えることな
くミサが行われている。

堂内は荘厳そのもので、圧倒される思いである。18
世紀にカテドラルが改修されバロック調の装飾が施さ
れたようだが、正面の祭壇画をはじめ、左右の小部屋
に飾ってある宗教画や像の数々は誠に素晴らしいの
一言以外云いようがない。

今日(4/6)は、受難週(イースターは4/11)中なの
で、特に「イエス・キリストの受難像」の前では、信徒か
らの供花が後を絶たないようだ。

残念ながら、撮影出来なかったが、正面中央の窪み
に「聖杯」が飾ってあるという。 イエス・キリストが弟子
達との最後の晩

餐の折りに使われた聖杯であると伝え
られている。 メノウで出来た器で、考古学的にはロー
マ時代のものと証明されている。 

どのような経緯で、ここに安置されているのか、伝説と
して次のように云われている。

まず、聖ペテロがローマへ持って行き、後のキリスト教
迫害の時代に、スペインのウエスカ生まれの聖ロレン
ソが生まれ故郷へ送り、めぐりめぐって15世紀頃、バ
レンシアのカテドラルに落ち着いたと伝えられている。

さて、聖堂内の各所に素晴らしいステンドグラスが飾っ
てある。 ここは、珍しく2ヶ所は人物像となっている。

19:00頃外にでる。 夏時間ということもあって、まだ
日没まえで明るい。 19:20バスに再び乗車する。
超混雑する場所であり、駐車禁止地区なので、バス
の運転手は一時車を移動させ、時間をピッタリ合わせ


て迎えに来てくれた。 遅刻者が一人もいなかったの
は幸運としかいいようがない。


バスは市街地を通り抜けて、今夜のレストランに向か
う。 街の目抜き通りに闘牛場があったのには驚いた。

カテドラル内・バレンシア

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パイプオルガン

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